2010年7月19日月曜日

ツリーハウスは是か非か

ずっとツリーハウスには疑問だった。

木に、鉄のボルトを打ち込んで、何故それが自然保護を訴えるものにつながるのだろうかと。


よくあるタイプのツリーハウス。吊り橋を渡ることで気持ちを高めてくれる。地面に立てた柱と木に打ち込んだ支柱でハウスを支えている。


中を見ると天井が開けられるようになっており、そこから外に顔を出すことができる。ちょっと狭いのが残念だ。

さて、木に打ち込んだ支柱は是か非か。少なくともロープを巻きつけるよりは良いらしい。何故なら木の内側の外周に近いところに水を吸い上げる導管が並んでいる為、ロープで締め上げるとこれを妨げることになってしまうようだ。

木に穴を開けるキツツキはどうなのかと、つっこみが入ってきそうだ。伐採してしまう林業なら尚更ではないかと。

そして思ったのは、有効に活用してくれるならそれはそれで良いのではないかと。キツツキにしても林業にしても、生態系の中で共存しているのだと思う。ツリーハウスも、例えば子供がキャンプで泊まり、夜、風にきしむ木の音を聞いたり、朝の目覚ましに野鳥が小窓の外にいたり、子供達は自然との楽しいコミュニケーションができ、そのイメージは大人になっても忘れずに心の奥に残るだろうと。そして、その心が少しずつ広がって、人々の身近に自然が戻ってくると期待したい。



ツリーハウスへの入り口にあったヘビイチゴ(?) 「食べたい、食べたい!」と騒ぐ子供の声が聞こえてきそうだ。

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