ずっとツリーハウスには疑問だった。
木に、鉄のボルトを打ち込んで、何故それが自然保護を訴えるものにつながるのだろうかと。
よくあるタイプのツリーハウス。吊り橋を渡ることで気持ちを高めてくれる。地面に立てた柱と木に打ち込んだ支柱でハウスを支えている。
中を見ると天井が開けられるようになっており、そこから外に顔を出すことができる。ちょっと狭いのが残念だ。
さて、木に打ち込んだ支柱は是か非か。少なくともロープを巻きつけるよりは良いらしい。何故なら木の内側の外周に近いところに水を吸い上げる導管が並んでいる為、ロープで締め上げるとこれを妨げることになってしまうようだ。
木に穴を開けるキツツキはどうなのかと、つっこみが入ってきそうだ。伐採してしまう林業なら尚更ではないかと。
そして思ったのは、有効に活用してくれるならそれはそれで良いのではないかと。キツツキにしても林業にしても、生態系の中で共存しているのだと思う。ツリーハウスも、例えば子供がキャンプで泊まり、夜、風にきしむ木の音を聞いたり、朝の目覚ましに野鳥が小窓の外にいたり、子供達は自然との楽しいコミュニケーションができ、そのイメージは大人になっても忘れずに心の奥に残るだろうと。そして、その心が少しずつ広がって、人々の身近に自然が戻ってくると期待したい。
ツリーハウスへの入り口にあったヘビイチゴ(?) 「食べたい、食べたい!」と騒ぐ子供の声が聞こえてきそうだ。
MOSS(MOdern Self Sufficiency) 人工物に囲まれ、自然と距離をおいて暮らす現代のライフスタイルは、人に多くのストレスを与えると共に環境にも多くのストレスをかけている。その結果、地球温暖化に代表される環境問題を引き起こしている。しかしながら、江戸時代の自給自足生活に戻るには、あまりにも便利な暮らしに慣れすぎてしまった。そこで、現代のライフスタイルの中で、自然との関わりを増やし、地球環境の中で共生していることを感じるためにどのようなライフスタイルが可能なのか?そんなことを考えながら実践してみようと思います。
2010年7月19日月曜日
裏高尾 キャンプ&ハイク
高尾山観光のメインストリームである高尾山口駅からではなく、裏高尾と呼ばれる日陰沢キャンプ場の入り口。
キャンプ場の入り口に立って、キャンプサイトの下段から上段までを一望した様子。この右手には森の図書館があり、後ろには100円募金で利用するトイレがある。
このキャンプ場から高尾山山頂を目指すルートは”いろはの森コース”で、人通りはまばら。それもその筈、急峻な上に途中横切る4号路の吊り橋が豪雨の影響か壊れて封鎖されていた。登りはじめは暑さも手伝って無理かと思った f^^;
やっと視界が開けてメインストリームの一号路の様子を見て唖然としてしまった。お祭りのようなにぎわいで自然を見に来たのか人を見に来たのかわからない程の観光客だった。
山頂から見た都内の様子。横浜のコンチネンタルホテルの半円の建物がやっとわかる程度。
山頂の茶屋の前の広場の様子。本当は、ケーブルカーの乗り場にあるらしいビアマウントでビールと思ったのだが、体力に自信がなくなりあっさり断念して茶屋でそばと生ビール。いやー、最高っす!
山頂に行ったということでひとしきり満足して下山したところ途中で生き物を発見。真ん中の奥に何かがいる。
近づいていたのがこれ。ウサギさん。野ウサギ?とも思ったが近づいても逃げる気配もなく、人に飼われていたものが捨てられたのかなぁ、と思いました。
周りを見渡すとお仲間が3匹もいるではありませんか。思わず連れて帰りたい衝動を抑えてキャンプ場に戻る。
キャンプ場に帰って、友人と二人ビールでまったりしていると何と先ほどのウサギが...。
テントの右奥にウサギが写っている。このあとキャンプ場にいた子供達に見つかって追われるようにヤブの中に逃げて行きました。元気で暮らせよー。
キャンプ場には野鳥のさえずりが常に響き渡り。癒し効果バツグンでした。中でもひときわキレイな声で鳴いているのは恐らくオオルリなのでしょう。
キャンプ場のすぐ脇を流れる小さな沢。沢の流れる音と野鳥のさえずりをBGMにぐっすり就寝。夜は、3シーズン用のシュラフに入っていて丁度良い程涼しくなりました。
翌朝の空はとても気持ち良く、今日も暑くなりそうだ。
オマケ。日影沢キャンプ場の入り口を入らずにずんずんと奥へ進んで行くと行止まりになり、小仏峠への上り口になる。その手前にある修行の滝。
修行の滝にあった説明書き。なかなか味がある説明で...。
2010年7月4日日曜日
雑草を取り終わった畑
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