MOSS(MOdern Self Sufficiency) 人工物に囲まれ、自然と距離をおいて暮らす現代のライフスタイルは、人に多くのストレスを与えると共に環境にも多くのストレスをかけている。その結果、地球温暖化に代表される環境問題を引き起こしている。しかしながら、江戸時代の自給自足生活に戻るには、あまりにも便利な暮らしに慣れすぎてしまった。そこで、現代のライフスタイルの中で、自然との関わりを増やし、地球環境の中で共生していることを感じるためにどのようなライフスタイルが可能なのか?そんなことを考えながら実践してみようと思います。
2010年8月24日火曜日
近所の公園の自然
犬を散歩している近所の公園。
写真には見えないが、焼けるような日差しの中で右側のユリノキが芝生の上に涼しい日陰と作ってくれている。正面に見えるのはメタセコイヤ。
メタセコイヤの中の散歩道。ちょっと気持ちが変わると見える景色が変わって、ちょっといい感じだ。
夏になるとこの公園の木の根元にはこのようなたくさんの穴があく。
みんなセミのさなぎが抜け出した後だ。セミはどうやってこんな固い土の中に卵を産み付けるのだろう。
でも、中には寝坊助のセミもいるらしく。朝の10時近いというのにまだ遊歩道の高さ30cm程の生垣で飛び立てないものもいる。
2010年8月23日月曜日
御嶽山~大岳山 単独行
自然の中に抱かれてみたい。ちゃんとした登山をしてみよう。
今年から夏休みが自由にとれるようになり、お盆を外して平日の朝遅い時間なのに結構な人がいる。
青梅線は、雪国のようにドアの横にドアの開閉をするボタンがあるんだ。東京とは思えない懐かしい感じがする。
ケーブルカーに乗る人もたくさんいる。空いてると思ったのに。ここの気温は、28度、ケーブルカーの上は25度と表示があるなぁ。100m毎に0.6度気温は下がるから山頂はもっと涼しい筈。
これが現代社会と自然の中を結ぶケーブルカーといったところか。
山頂駅からしばらくあるくと何とも味のあるこんなお店が。子どもがプールで遊んでいるのがまた時代を遡った気にさせる。
御嶽山の頂上にある御嶽神社。ケーブルカーの山頂駅からここまで25分か。
ロックガーデンには下りずに奥の院を目指す。この天狗の腰掛杉を右に行く筈が...。この杉に気を奪われて道なりに進んで道を誤った。体力的に結果的には救われることになったが場合によっては命取りになりかねないなぁ。
綾広の滝の滝の上流を通って茶湯峠へ向かう途中。この辺りは平坦で軽快だと思っていたら道を誤って山腹沿いに歩いているだけだから当たり前か。
茶湯峠。ここまで115分か。まあまあのタイム。綾広の滝からここまでの登りが結構きつかったなぁ。雨が降ったら道が川のようになって下るのは大変だろうなあ。
えっ、こんな鎖に掴って渡らなくちゃいけないの...。
ふう、やっと山頂かあ。大岳神社からここまであんまり急できつ過ぎて、ほとんどやけくそで登ってきたなぁ。でも霧がかかって眺望が良くない。何だか自然を楽しむというよりは山頂まで来るのが目的になっちゃってるなぁ。体力が必要かぁ。
大岳神社の狛犬。こまいぬ?これが?かわいすぎる...。
この日本山岳耐久レース55kmっていったい何するもの? まさか走らないよね。
これがロックガーデンかぁ。このコケむした感じが、夏には涼しくていいなぁ。
枯れ木にコケが生えて、そこにまたシダが。何だか星野道夫の世界を思い出させるなぁ。
ロックガーデンを抜けて御嶽神社に登るか、七代の滝に下るか。下れば登らなければいけないとわかって散々悩んだあげく下で声がしたのでこんな急なはしごを下ってしまった。
この後、何でもない七代の滝の後に待ち受けていたのは150mの急登。ビルにして50階。持ってきた水も飲み干した後に何て無謀な選択をしてしまったのか。
夕方でもう誰も来ない。こんな観光地で脱水症状や熱中症で倒れて救助されてニュースにでもなったら...。5段づつ階段を登っては休み。登りきった後に缶ジュースの自動販売機をあんなに頼もしく思ったのは初めてだ。
数える程しか乗らない遅くなってしまった現代社会へのケーブルカー。
地図はしっかり見れるようになること。無理はしないこと。大変勉強になった一日だった。
自然に抱かれて癒される筈だったのでは?
もう上るのも下りるのもしばらくはいいやと思ったのに、1週間後、また山に行きたくなっていた。
これは一体どういうことなのか。
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